ブログを綴るのも一年ぶりになってしまいました。
前回の記事の頃はまだパソコンと向き合う時間もあったんですが、3月から始まった春イベント出店から週4回営業となった店舗のあれやこれで、気づいたら一年以上の時間が経ってしまっておりました💦
そんなオーナーのcoichiです🙋
今なぜブログを書いているかというと、先日私としても事業としても初の試みがあり、それが無事に完遂してNoPellとして大きな転換期を迎えたように感じたことが一番の理由となります。
表題にもあるように、とある方々のウエディングにパンの部分でNoPellが携わらせていただきました👰
私が企業勤めから独立して約10年、雇われの身では出来ないことも、個人でなら動きやすく迅速に対応できるのでは?と考えてスパッと身を引いた時のことを、今回の主役である二人からお話をただいたときにふと思い出しました。
始まりは「ウエディングケーキをパンにしたいんです」でした。
「ん?」と思い、パンでファーストバイトを行うってことかな?と勝手なイメージが広がりました。
フルーツや絞りなど、華やかなイメージのウエディングケーキがパンになったら…
「地味だなー」
とすぐに頭の中に広がったイメージにバッテンが付きました🙅
そんなことを思いつつ、話を聞き詰めていくと先方からのイメージがありました。
【korovai】
このパン業界にいて初めて耳にした言葉でした。
調べてみたら、ブルガリア、ウクライナ、ロシアの伝統的なパンで、結婚式で最もよく振る舞われる象徴的なものでした。
今まで勤めてきたところではこのパンを扱ったこともなく、いろいろな文献なども目を通してきましたが、製法や技術などを吸収するために拝読するのが大半の目的だったため気付かずにいたんだと思います。
国ごとにある文化や象徴的なものまでには自分の目は行き届いていなかったと実感させられました。
いろいろと調べていく中で、このパンが持つ意味合いや儀式などが宗教的にもあって、形状にも一つ一つ意味があることを知っていきます。
この【知り得ていく様】が私にとってはたまらなく楽しく、同時に完成形にしていく過程で重要な要素になりました。
太陽を模した丸い形に、麦の穂や鳥、花などで装飾し、三つ編みで囲まれているのは異なる糸(家族や新郎新婦)が一つに合わさる様子を表している。
そして大切な客人を「パンと塩」で迎える際、敬意を表すともされています。
この塩にはこれからの人生で直面するであろう『苦難』を、二人で力を合わせて乗り越えていくという決意の意味も込められているそうです。
余談としては、この「塩」をどちらが多く付けてかじったかで家庭の主導権を握るかを占うというユーモラスな習慣もあるようです😊
さて、ここまではkorovaiについてのお話でしたが、今回私が作ったパンに関してお話になります。
korovaiはメインとなるwedding breadであり、その他にも会場を、食を彩るアイテムとしてパンを使っていただきました。
korovaiを引き立たせるレイアウトとして新郎新婦作成のモニュメントにあしらうmini bread、大切な客人をもてなすパンとしてクロワッサン、これらをNoPellから提供させていただきました。
ここまでは文章でスラスラ~とお伝えしてきましたが、
その日、その場所、その空間、主役のお二人、そしてパンは写真で見ていただければ言葉はいらないと思います😊
せっかくなので当日の様子が垣間見えるよう投稿させていただきますね📸











自然の中で、自分たちの手で作り上げられたwedding party、
温かみと穏やかに過ぎる時間とが融合した一日がそこにはあったかと思います。
この空間にあしらわれたパンはお店やご自宅で見る表情とは違い、焼き色や形状が自然と一体となって黄金色に輝く装飾のような一面と、食として人の心と体を満たす一面を持ち合わせた特別な要素になっているように感じました。
パン職人ならではの目線で締めくくらせていただきました📝