Bread & Sweets, sometimes coffee...

パンとスイーツ、ときどきコーヒーのことを綴るブログです

8年目のNoPell

NoPellから見る朝の景色

 

ちょっと先のお話。

 

2025年を迎えるにあたって、NoPellの在り方も含め営業スタイルも変えていこうとちょっとずつ動いています⚙

7年も経過すると一見綺麗に見えても色々とガタがきて壊れてしまっていたり、サポート期間が終わってしまっていたり、、、

設備も、仕組みも、考え方も、求められるものすら変わっていくように感じます。

 

実験的な感じもありましたが、9月から購入方法も変えました🥖

開業時より対面販売を基本として注文をお伺いするスタイルでしたが、今は陳列した商品をご自身で取っていただく形になっています。

ただでさえ小さな売り場がだいぶ狭くなってしまい、未だにぎこちない流れになっていますが、もう少し時間が経てば自然な流れで購入出来るようになるかと思いますのでご了承ください🙏

この購入方法の切り替えも、2025年からの営業スタイルの変更に向けた取り組みの一つだったりします☝

 



 

週2回営業のパン屋さん🍞

スタート時は週末限定土日のみ、お客様の声から平日1日週末1日の計2回に変更したパン屋さん🍞

この考え方は私一人で運営するパン屋さん🍞モデルでもありました。

今は法人化して2人体制となり、今後はスタッフを採用して会社の幅をより広げていくのもビジネスの楽しみの一つとなっていきます。

 

私一人で運営するパン屋さん🍞…はもう過去のお話で、前を向いて行くには今までの体制を崩しててでも小さな可能性を本気で追求していくことが大切になってくると思っています。

なので、秋商戦のイベントが終わる12月をもってこの「私一人で運営するパン屋さん🍞」オペレーションを終焉させることにしました👋

 

その最たる変化が【営業スケジュールの変更】になるわけなんです👏

 

2025年1月か2月のスタートを目指していますが、もしかしたらずれ込むかも知れません💦

準備が整えばその段階で舵を切りたいと思います。

 

~週3~4回の営業、週1回の敷地開放~

bakery     【土曜 or 日曜、火曜、水曜】……あくまでも現時点での候補です💦

workshop【木曜】

~営業時間の変更~

全日        【10:00-16:00】

 

営業日はまだまだどうするかの検討段階ですが、週に3~4回はお店を開けたいと思っています🙌

開業時、今思えば感染病や内紛などのニュースも流れずに穏やかな日々だったように感じます。

経済も荒波なく穏やかに、今のような物価高騰を肌で感じることはありませんでした。

そんな中で起業したNoPell、

事業計画や展望など、その時に思い描いた経営指針はきっと今は通用しないし、現代社会における企業理念は、めまぐるしい情勢に合わせて日々変えていく必要があると思い始めています。

 

今求められているモノ

今提供出来るモノ

これから創りあげていくモノ

これからを期待されるコト

 

私自身、パンを通じてお客様のと向き合いながら、パンからちょっとだけ距離をとってでもこの敷地から発信出来るモノ・コトに注力して向き合っていきたいと思います。

 

「穏やかな時間の過ごし方」 「彩りをコーディネートする」

 

開業時に掲げた二つのテーマ。

数年前は行列で何時間も待たされ、順番になったときには選べるパンも僅かだったりと、決して穏やかな時間をお届けしているとは思えない環境でした。

理念とはかけ離れた経営の中、ただ「安定的にビジネスが行えている」だけが救いだったかもしれません。

暑さや物価高騰の影響もありますが、今は終日落ち着いた営業が続いています。

遅い時間でもパンの種類多くご用意し、焼き菓子なども定番化させておうち時間の充実もご案内しています。

この機にもっと気軽に利用できるパン屋さんとして立ち位置を変えていこうかと思っています。

週末限定のちょっとしたご褒美パンから、毎日の食卓に並ぶ日常パンへと、購入するタイミングも多くしてお届けして行けたらと思います。

 

 

このお話は、”ちょっと先の”お話ですが”あっ”という間に訪れるお話でもあります。

時間の経過がすごく早く感じるのは年のせいなのか?季節の変わり目が無くなっているからなのか?ビジネスを行っているからなのか?過去を振り返っているからなのか?

 

『?』ばかりで答えが出ない問題ですが、この問題に惑わされることなく今を大切にしながらお越しになる方々に穏やかな時間をお届けしていきたいと思います。

 

定期開催となったworkshopも毎月新しい内容が追加されて様々な魅力をお届けできています。

来月以降のお声も頂いている中で、NoPellがお届けしたい体験を自然豊かなこの土地で実感していただければと思います🌿

 

今月はNoPell初の試みとなる敷地内でのイベントも開催予定しています💐

周年記念として24日㈰は、NoPellが好きなモノを集めて皆さんにお届けするスタイルの一日にしたいと思って絶賛準備中だったりします🤫

パンのラインナップも特別な日として通常とは異なるものをご用意しようとレシピを再考中です🌀

24日についてはまたブログにて詳しくお伝えさせていただきますね📝

 

訪れることで気持ちも穏やかに、明日への活力へと繋がるような場所になっていけるよう8年目も日々成長していきたいと思いますので、ぜひ今後ともNoPellをよろしくお願いします。🌿

~11月のお知らせ~

こんにちは🌿 オーナーの ”coichi" です。

 

SNSを休止している最中、自社サイトのスケージュールページも不具合が生じてしまいまして…

ご迷惑ばかりおかけしてすみません🙇

自社サイトに関しては管理会社の方で解決策を行っていただいていますので、回復まで少々お待ちくださいませ🙏

「Safari」を使用して閲覧し、その際に「サイト越えトラッキングを防ぐ」という設定をONにしていると当該現象が発生するようでした。)

 

今後は月初めにブログにて店舗営業のスケジュールやイベント情報をお伝えして行ければと思っています📝

まずはざっくりと、いつものカレンダーを載せておきますね📆



 

11月は秋のイベント商戦真っ只中でして、イレギュラーな日が多いです💦

ご迷惑をおかけしますがどうぞご了承くださいませ🙇

 

《イベント情報》

・NoPellでは珍しい出品のお知らせです🙌

■11月2日・3日(世田谷パンまつり:事前予約限定)

世田谷パンまつりにて事前予約サイト「sacri」によるパンの提供を行いました。当店では初の試みでしたが、おかげさまで追加オーダーまでいただく大盛況ぶりでした!また機会があれば参画しますのでその際にはぜひお試しくださいね。

■11月3日(愛知:オアシス21)

前にも出品させていただいたパンイベントに今回もお声がけいただきました👏

直近の明日のお知らせになってしまいましたが、愛知にお住まいの方はぜひご利用くださいませ🍞 ミルクティーブレッドやシナモンロールなどご用意しております🌀

 

・以下はブースにて私たちが販売する出店のお知らせです🍞

■11月10日(黄金町パンとコーヒーマルシェ)

毎回参加させていただいているパンとコーヒーマルシェさん主催のイベントです。

なんと今回、NoPellのパンがポスターに登場しています👏

ぜひ会場でもご覧くださいね👀(私も実際に会場で大きいポスターを見るのが楽しみだったりしてます)

↓ このパン、ほとんどがウチのです🙌

 

※NoPellは11月10日のみの出店となります⚠

 

■12月1日(のすぽのパンマルシェ)

黄金町のパンイベントを手がける方(主催者の方)が携わっているイベントにNoPellも出店します。(都筑区にあるノースポートモールでの開催になります。)

詳細はまた今度にお伝えしますので😌

 

・NoPell初のイベント開催🙌

■11月24日(NoPell敷地内)

11月で7周年となるNoPell🌳

いままでこれといって周年的な事は行ってきませんでしたが、今年は体制も整ってきましたので、ちょっとしたお祝い事をしようかと計画中です。

周年祭のようなイメージで、敷地内に色々な作家さんや商品を揃えてお届けするマルシェ的な感じになるかと思います。

NoPellらしく、ここでしか味わえない特別な一日になるように準備を進めたいと思います🌿

 

イベント出店が続くため、店舗の営業が不規則になってしまいご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ございません🙇

2週ほど臨時の振替営業として土曜日にお店をオープンしますので、ぜひご利用くださいませ🍞

 

お伝えしたいことはまだまだあるのですが、まずは11月全体のお知らせとして一旦終了とさせていただきます📝

ご来店の際にはスケジュールをチェックしてお越しくださいませ🚙

イベント会場のお近くの方はぜひ出店ブースにいらしてくださいねー☺

10月の営業スケジュール

こんにちは🌿 

今日は10月の営業日のお知らせになります📆

 

10月から12月はイベント出店もあり変則的な営業になります🙇

文章でのお知らせになってしまいますがぜひご確認くださいませ。

 

【臨時定休日】

10月20日㈰

10月27日㈰

 

【振替臨時営業日】

10月26日㈯ → 10:00~15:00までの営業時間です⚠

 

【イベント出店】

10月27日㈰ 厚木地下マルシェ

 



 

 

NoPell workshop diary Vol.1 ~非日常体験をfreespaceで~

こんにちは、オーナーのcoichiです🍁

10月に入っても30℃を超える陽気だったり、でも朝晩は涼しさよりも少し寒さも感じたりと、季節を感じる事がだんだんと減ってきているようにも感じています。

今日卸先様との会話の中で、「今年は紅葉が期待できないんじゃないかなー」と言われました。

いつもならだんだんと色づいていく葉が、暑さから枯れてしまって今は枝のみになっている木を、おじさん二人で見つめていました。

四季折々の情景が当たり前に眼下に広がる、そんな日常がどんどん減っていくのが田舎に暮らし居ているとより実感として感じられます。

 

私の小さい頃は今よりも自然豊かで、あぜ道も多く残る地域でした。

朝は黄色と黒のロープを伝って坂を登り40分くらいかけて登校し、夜になれば辺りは真っ暗🌙

お店も販売機もなく車もほとんど通らない、電灯とぽつんぽつんと建つ家の灯りだけが夜道を照らしていました。

 

昔はこんな地域だった場所にNoPellは存在しています。

 

今はすっかり整備されて、道も広くなり信号機も設置されました。

販売機もちょこちょこと置かれ、家も増えました。

でもお店は出来ずに、上古沢という住所で店舗を構えて小売業をしているのはNoPellぐらいじゃないか?と思います。

 

今回のブログの題目、『非日常体験』

これはNoPellで過ごす時間も含めてのお話になります。

実は7月から新しい取り組みとして定期的なワークショップの開催をスタートさせました。

過去に何度も当敷地内でワークショップを開催していただいてる作家さん『旅する花屋ミチクサ』さんのflowerworkshopを皮切りに、10月からはいろんな方々にも平日にワークショップを開催していただくことになります。

 

現在決まっている内容をサクッとお伝えさせていただきます。

・10月2日:真鍮workshop ~Vol.1  真鍮ピアスとボタニカルブローチ作り~

・10月9日:flowerworkshop ~Vol.4  秋のNoPell Gardenからの贈りもの~

・10月17日:はりきゅうPOKKE ~もぐさ作りとお灸体験~

・11月13日:flowerworkshop ~Vol.5  冬のリース~

・11月予定:精麻workshop 

・12月4日:真鍮workshop ~Vol.2  【予定】真鍮ハングルアクセサリー

 

この他にも絵画個展(来春)や雑貨販売会(今秋)、音楽会(来年)なども計画段階から先に進んでいます。

 

私が思う『非日常体験』、

普段の生活空間から距離を置き、普段の生活には無い時間を過ごす。

特別な場所で、特別な行動を、特別な人たちと共有する。

こんな想いを抱いてスタートした個人事業NoPell、7年経って法人となり、より色濃く表現していきたい気持ちが強くなった今、このワークショップを通じて私の思う『非日常体験』を多くの人にお届けできればと思っています💐

実は敷地内にfreespaceを設けたのも、このワークショップを定期開催していくために欠かすことの出来ない大切なツールの一つだったという点がありました。

 

この場所で行うことに意味があって、この場所だからこそ感じる部分があって、この場所にしかない日常が存在する。

普段の生活空間からちょっとだけ足を伸ばして森の中へと進んでいく、

そこには静かで穏やかな時間と空間が広がり、自然の彩りと北欧の灯りが照らすコントラストを存分に味わいながらモノ作りに費やす時間を満喫する、

こんな楽しみ方もNoPellが思い描く形の一つです。

 

まだまだ始めたばかりで軌道修正を繰り返しながらの取り組みになりますが、すこーしだけ立ち位置を変えて『食』とはまた違ったNoPellの表情も見てもらえたらと思います。

 

次回開催のflowerworkshopはまだ空きもあります。(10月9日開催)

”NoPell Gardenからの贈りもの”をテーマに、この情景の一部をご自身の生活空間へと想いも一緒にお届けする内容になっています。

興味のある方はぜひ作家さんや当店へとお問い合わせください✉

 

ここで過ごす時間が特別なものになりますように🌿

 

作品

ガーデンから草花を集めます

開催時の様子

真鍮ワークショップ 

freespaceにて開催

ランチBOXや焼き菓子セットなどを用意しています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024.9.25 fika på NoPell

ハーブミートボールとマッシュルームのクランベリーソース

今回のサンドイッチは新しいスタイルでのご提供になります🌿

 

こんばんは🌙 オーナーのcoichiです👳

 

SNSから少し距離を置き、今までのようなリアルタイムでの発信をおこなっていないこともあってか、どこか遠いところに滞在しているような気持ちであったり、情報をお伝えできていない焦りからか忘れ去られてしまうのではないか…と不安になったりと、こうやって時間軸を設けないスタイルで活動を進めることで今までの日常が平穏ではなかった事を改めて実感しています⏱

本来であればカフェのお知らせも定期的に発信して多くの方にご利用いただきたいと思うところ…

なのに、今回は知っている人にだけ特別な空間と時間を過ごしてもらいたいという気持ちが勝ってしまい、ズルズルと発信できずに今日を迎えています🐌

 

明後日に控えた今回のfika på NoPell、

冒頭の写真にもあるサンドイッチがメインテーマになります。

今回はもっとNoPellらしく、NoPellならではの過ごし方・楽しみ方を体感して欲しい想いからサンドイッチのスタイルをガラッと変えてみました。

 

そもそもサンドイッチっていつ食べるもの?

朝ご飯? ランチ? 夕食?

店舗ではsandwich dayと称して火曜日営業をしており、ランチにNoPellを楽しんでもらいたい想いから4年前くらいに新たな取り組みとしてスタートしました。

でも朝食にサクッと片手で食を済ませるサンドイッチ、夕飯にワインと一緒に楽しむサンドイッチ、これらもパン食のスタイルとして多くの方に愛用されて定番となっています。

実はこのsandwich dayを始めたことで、どのシーンでも活躍するサンドイッチはオールマイティーな存在としてパンの世界では君臨していると思うようになりました👑

 

では、カフェとして運営している『fika på NoPell』ではどういう気持ちでサンドイッチを味わってもらいたいんだろうか?と考えたときに、ふと思ったのが『穏やかに過ごす平日の午後』でした。

 

忙しい時間の中で取る昼食ではなく、気の知れた友人と久しぶりに再会する、本を読みながら自分時間を楽しむ、夜の予定までの空き時間をカフェで過ごす、

その時テーブルに添えられるsandwichはどういうsandwichなんだろう?と考え直してみました。

会話に花が咲いたり、集中した頭の中を少し緩和させたり、ぼーっと過ごすのを邪魔をしなかったり、そんな食卓のシーンを彩る食として今回は新作のsandwichをお届けします。

 

少し柔らかいタイプのフランス生地にセサミを纏わせることで香ばしさや風味を持たせ、食感と香ばしさのバランスを調整したのがこのパンになります。

具材を挟むというサンドイッチではなく、あえて蓋となる部分を横に添えています。

ナイフでカットしながら好みのサイズに切り分けて、蓋を合わせて挟んでみたり、別々に食べてみたりとパンと具材の調和を楽しんでもらいたいと思ってます。

個人的にはgardenをイメージしていて、ベースのパンの上には彩り豊かに食材が広がり、クランベリーソースが全てを一体化させる役目を担っています。

 

【見た目で心を穏やかに、食して気持ちを満たし、余韻で楽しい未来を想像する】

 

此処で過ごす時間が特別なモノになれたら嬉しいです☺

今回からのfika på NoPellはこのテーマで進んでいきたいと思います💐

 

今回からフレンチトーストは少しお休みして、サンドイッチのみの提供になります。

そしてスイーツは各回1品お持ちする感じになります。

今回は旬の食材ということもあって、この時期限定「マロンタルト」になりました🌰

厚木産の栗を使った「マロンタルト」

こちらはお好きなドリンクと合わせてcake setとしても提供しますが、plate setに+300円でお付けするのも可能です☺

お召し上がりの後でも在庫があればご提供できますのでお気軽にお声がけください🍰

 

そしてドリンクは今回からテイストの異なる3種類をテーマにしてご案内します。

コーヒー・紅茶・スカッシュの3つからその時の気分に合わせてお選びください。

 

コーヒーはボディ感強めなドリップコーヒーと、ドリップとは異なる豆を使った甘みのあるカフェラテ。

紅茶はレインブラントティーさんの今一番のお勧め「八朔の花紅茶」のアイスティー。

スカッシュはNoPellgardenで採れたシークワーサーとミントを使った爽やかなJuice。

 

どれも今回のサンドイッチと相性の良い仕上がりになっています🙌

 

plate setはローカルスプーンさんの粒マスタードをメインにしたホットドッグもお選びいただけます🌭

こちらも開発段階から手に持ってかぶりつくタイプのホットドッグでなく、ナイフで切りながら添えてあるサラダと合わせたり、ソーセージと粒マスタードだけでお肉の味わいを楽しんでもらえるようなスタイルのご提案を考えていました。

今回はこの2つのsandwichを選んだことで、どちらもガブッと豪快に食べるサンドイッチというよりは、皿盛りメニューとしてのんびりとちょっとずつ食を楽しんでもらえればと思います。

 

ちょっとだけ涼しく感じた今週の始まり、後半は天気も下り坂で雨予報でした☔

先週までの暑さが懐かしく思うように、季節の変わり目はあっという間に過ぎ去っていきます。

きっと秋は短く、すぐに冬の寒さを感じる11月。

心地良い季節に、心地良い空間でNoPellを存分にお楽しみください🌿

水曜日は横浜黄金町でお待ちしております☕

 

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9月25日㈬

*水曜日のパンとコーヒーマルシェ*

fika på NoPell(黄金キッチンスタジオ内)

11:00-16:00 (Lo.15:30)

他にもパンやお菓子、粒マスタードに野菜など5店舗のブースで開催しています。

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原点回帰

ここ数年私自身が感じていた違和感、

便利なモノが増えれば増えるほど、どこか頭と心が遠く感じることがある。

頭の中で動いている時系列が、実際の行動と繋がらなくなり、イメージだけが先走りして予測としての結果を認識することで是か非かを考察してしまう。

実際にはやってみないと分からない事だらけなのに、目に見える映像や頭に入ってくる情報が勝手に自分の未来を描くツールになって、そこで描かれた世界にどうも困惑している自分がいるように思えてきたのが今年の夏の始まりの頃でした。

 

ちょっと堅苦しいお話からスタートした今回のブログ、

実は今後のNoPellの在り方を変える、方向性の変革を行う事をお知らせする内容となります。

 

ちょうど1ヶ月前にスマホの画面が数ミリ割れて「ありゃま~」となり、まぁちょっとぐらい割れてても見られればいっか☺と気楽な気持ちでホッとといていたら、

なんと中のシステムに異常はなくても、ただただ数ミリの点のような傷がディスプレイの需要部分を突き刺したようで画面が一切表示されないという使用不可状態に陥りました。。

各種アプリはログインしており、2段階認証などは全てスマホで行っていたのでパソコンやタブレットでログインを試みてもスマホが動かせない事には認証が出来ない、でもきっとディスプレイだけが壊れているのでコード番号等は正常に送られているようで、、、

なんとももどかしい状況となりました。

 

この時にふと思ったのが冒頭に綴った内容になります。

目に映る世界と実際に起きている事象、本当に必要としているのはどちらなんだろう。

たとえ自分にだけしか見えていなくても、自分にしか映し出せないモノがあるのならそれを映し出すのもアリなんじゃないか、

モノづくりをする中で、『映し出す=具現化する』という行動が自分には一番合っていて、今ある技術や情報をアップデートして質を高める事を目的に事業を行っている訳ではない事を、何故か今回のスマホの件を通して頭の中が整理できてしまいました。

 

便利な世の中に、便利な物を使って、効率良く進めていく。

最短ルートで最大の利潤を生み出す。

経済学において無駄を省くという理念は必須だと大学から社会人時代は考えていました。

もちろんパンの生産においても理念は変わらず、個人で行動し始めた8年前もこの考えのもと、培ってきた技術やデータを駆使してオリジナルの製法を築き、費用をかけずに無料のツールやシステムを用いて経営基盤を構築して決算の最後の数字を高めるための事業計画を組んでいます。

 

ただ、昨今の経済状況ではこの考えだけでは通用しなくなり、物価高・円安の影響は思っていた以上に重く、材料を購入して形を変えて販売する加工業としてはどうにも出来ない問題が長期的に続いています。そしてその終わりも見えていません。。

 

このような状況の中で、今のままのスタイルで理想の追求はしていけるのだろうか?

ありがたい事に「続けて行くこと」は出来るだけの実績や評価もあって、来年の春のお話も色々と届いている状況は本当に恵まれています。

ただ、今の経営は「続けて行く」ことがゴールに近づく要因にはならずに、少なからず「発展していく」ことでゴールが見えてくる現状だと認識しています。

要は今のままを続けても終わりが無いという結論です。

 

ここまでのお話をまとめると、今のままでは頭と心が思い描く将来像と、現状からみた市場経済と自分の行動が伴っていないから違和感があるのだということを、スマホが使えない期間を以て実感したというお話になっています。

 

このお話の結論、それがこれからNoPellの在り方に繋がってきます。

 

NoPellはこれから先、もしかしたら時代にそぐわないかも知れないけれど、直感で物事を進めていきたいと思います。

なぜそう思ったのか?

なぜ便利を捨てるのか?

なぜそれを手放すのか?

なぜこれを受け入れるのか?

「何故」を怖がらず恐れず、「今思う」ことを率直に愚直に取り組んでいこうと思います。

 

実は春先から着手はしていましたが具体的にはお伝えしていなかったこと、NoPellとbakeryの脱却。

NoPellは事業としての総称でありパン屋はあくまでもNoPellの一部であること。

これをより明確にしていくことが私の今年のテーマです。

厚木の奥地にあるNoPell、坂を登って到達するこの場所がNoPellであり、ここに来た人にしか分からない空気や情景が広がっているのが一番の魅力です。パンはその魅力を高める1アイテムに過ぎません。

この考えは事業を開始した8年前から変わっていない信念でもあります。

SNSや口コミで広がる情報はビジネスシーンにおいて非常に優れたツールですが、目で見える物でしかありません。五感でNoPellを感じて欲しい私としてはどうも物足りないと感じていたのが、スマホ自体は機能しているけど私の目には見えないという状況を逆に置き換えることで納得できました。

なので、NoPellに足を踏み入れる事で感じる香りや彩り、空気や情景を知った上で私たちの事業に興味や関心を持ってもらいたい思いからSNSなどの無料のツールからの発信を一度辞めてみようと思います。(この想いも他にもSNSを辞める要因は多々あるのですがここでは割愛します。元々SNSは国外と繋がるツールとして重宝していました)

近況報告やイベント情報、四季折々の様子などは自社サイト内で更新し、SNSのようにリアルタイムで気軽に閲覧できる物ではなく何回か順を追って進んでいかないと見れない情報にはなってしまいますが、その分ボリュームや内容は今までよりも深い物にしていきたいと思っています。

 

今回はここまでで一旦区切りますが、今後はNoPellが他のパン屋さんとは違う観点でモノ作り、サービスを提供していることを知ってもらえたらと思います。

お店も少しリニューアルして明日から営業を行います。

きっと新しいスタイルに不慣れな私たちだけバタバタとテンパっているかと思いますが、少し温かい目で見守りください☺



 

 

 

 

LIFE IS...

"人生と向き合う場所”

というテーマを掲げる地でのお話です。

 

こんにちは🍀オーナー”coichi”です。

前回投稿した茨城ツアーもですが、SNSでは伝えきれない出来事が続いていまして。

今回もお伝えすることが多くなりそうだったのでブログで綴っていこうと思います。

 

冒頭にお伝えした言葉が全てを物語るように、これからの「人生」をどう形成して行くべきなのかを改めて考えさせられるような時間を過ごしてきました。

 

私はアウトドア派ではないのでキャンプやBBQなどを行うことは滅多にありません。

NoPellが自然豊かな場所なのに、性根はインドア派というもったいない感じなんです。

だからこそ今回の体験は非日常であって、人生と向き合うには格好の場となった訳なんです。

でも、きっとキャンプを好きな方もこの場所で過ごす時間は特別なモノになるとも思います。

なぜならこの場所を作り上げたのがキャンプ場を運営しているプロが新しく設けた施設だからです👏

SKOORY

SCHOOL BUS + VAN LIFE + STORY

=SKOORY

この宿泊施設の名称です。

 

”旅する暮らしを体験する”をコンセプトにホテルでもなくキャンプでもない暮らしと旅の間のような場所

 

こんな素敵な発想から、2年の歳月をかけて実際にこの空間を作り上げたのは七沢にあるキャンプ場、

TINY CAMP VILLAGEさんです⛺

キャンプ場のプロが作り上げたのですから、きっとキャンプとは違った魅力と体験が行えるんだろうと、キャンプに全然詳しくない私でもキャンプ好きな方にオススメできると思っています。

 

魅力に満ち溢れた二日間、

ここからは時系列で綴りたいと思います。

 

 

-16:00- チェックイン

一日一組限定の宿泊施設「SKOORY」、敷地に入るとそこは自分たちだけの特別な空間が広がります。

静かでどこか懐かしさを感じる風景の中、黄色いスクールバスが旅立ちを思わせる演出となります。

ここから先は自分達だけの空間へ

今はまだ稼働はしていないようですが、受付にはギャラリーや手紙を書くスペースなどを設けて、旅の記憶を形として残す空間にもなるようでした。

ギャラリースペース(仮)

現実社会から自然の中へと誘う、ココがその役目を果たしタイムトリップを味わう。

 

私はこの空間に足を踏み入れた瞬間、こう感じました。

一見無機質ながら一歩外に出れば心地よい自然を感じることができる、もしかしたらこの「無機質」が自然の中で気持ち一旦リセットするために必要なのかも、とも後々感じることになります。

 

 

いよいよバスの中へ🚌

 

車内

トリセツ

薪ストーブも設置

奥にはベッドルームがあります

 

生活空間としてリノベーションされた車内は、古材を使いオフグリットに過ごす。

古くから残された資源と自然の恩恵を受けて生活を送ることで、今の世の中にどれだけモノと情報が溢れているのかを改めて実感させられます。

新しいモノが誕生することで発展していく経済と、古き良き時代から伝わる伝統な作法や技法、これらを融合する文化と進化、めまぐるしく交差する中で自分はどこに向かっているのか?

喧噪の中で「人生」を考えだすと答えのない迷路のように思えてきます。

けれども、継承されたモノ・コトに触れながら自然の中で「人生」を考えると迷路に入る前の気持ちになって、この迷路を俯瞰的に見られたりもします。

入るべきか?

入らなくてもちょっと横を見れば違う通路もあったりするかも、

今はそこに立ち止まって少し休んでもみてもいいかも、

風を感じて空を見上げて大の字になって寝転んでみよう、

こんな光景がこのバスから先には広がっています。

バスの向こうの世界

バスに乗り込んでから見える景色は日常の喧噪からはかけ離れた物になっています。

garden

square

farm

 

 

-17:00- 夕食の準備

明るいうちに夕飯をいただきたかったので到着してすぐに準備に取りかかりました。

今回はパンとちょっとした食材を持ち込み、サラダや付け合わせは目の前に広がるガーデンからいただきます。

・火を熾し、その火で調理をする。

・湧水で調理から洗い物までを行う。

・食べきれる分の野菜を採り、自然のエネルギーをいただく。

芝生に設けられたテーブルでお日様の元、夕食時間を堪能しました。

キッチンも外に設けられ、調理から片付けまで全てが自然の中で完結する造りこそが、この夕食時間をより特別なモノにしていると思います。

kitchen

採れたて野菜とスープとパン

ガーデンから収穫し、

焚き火台でジャガイモとハーブを炒め、

盛り付ける。

食後は夕陽を見ながらのコーヒーで。

 

-18:30- 入浴

食事を終えたらタオルを持って敷地の外へ🚶

歩いても1分?かからないところに温泉施設があります♨

七沢荘

こちら「七沢荘」です。

SKOORYの宿泊施設とは別になるので料金はかかりますが、日帰り温泉を19時まで受け付けており、のんびりと温泉を楽しむことができます。

今年に入ってリニューアルもされ、サウナも完備された言うことなしの温浴施設になっています。

ロビーには地酒なども置いてあるので、今回は日本酒を購入して夜を楽しもうと思います🍶

温泉を満喫して外に出るとあたりは真っ暗に、てくてく歩いて行くと昼間とは違う表情のSKOORYがありました🚌

夜の「SKOORY」

 

-21:00- 夜空鑑賞

夜の景色はまた心が落ち着き、ガーデンにあるソーラーライトが暗闇の中の行き先を照らしているように、バスから芝生の先を示しています。

ガーデンの灯りが照らす道筋

その先を高台から見下ろす、バスの上部に上がって普段よりも夜空を身近に感じるのも気持ちいい体験でした。

また火を熾して焚き火を楽しむ。

火を囲むように席を設けて足を伸ばしてチェアーでお酒を楽しむ。

最後はガーデンからハーブを摘んで、摘みたてのハーブティーが一日の終わりを告げました。

焚き火スペース

七沢荘で購入した日本酒で夜を楽しむ

ハーブを摘んで火にかけて、湧水で作るハーブティー🌿

自然の色味が夜に映えました

この日は雲が多くて見えませんでしたが、晴れていればきっと星空も広がるはずです🌠

バスの上に登って観るもの気持ちよさそうですが、車内にある天窓から見るのも絵画を見ているようできっと素敵だと思います。しかもこの天窓がベッドの上にあるのも手の込んだ造りでした👏

 

 

-23:00- 消灯

いつもなら事務作業を行う平日の夜、この日は仕事用品を一切持たずに全くしないと心に決めていたので、お酒を飲んで焚き火を楽しんだらそのままバスに入って就寝となりました。

考えたらバスの中で全然過ごしていないことに気づく23時。

明日はバスの中でも時間を費やそうと思いながら眠りにつきました。

 

 

-5:00- 起床

 

朝の「SKOORY」

ゆっくり寝ていようと思っても5時にはパチッと目が覚める朝型人間。

根っからのパン職人です。。

パン屋は朝が早いと言いますが、もう体のサイクルが朝型になっているので寝ていようと思っても無理なんですねー、、、

車内にレコードをかけて音楽を聴きながらのんびりとスタート⏺

レコードを聴きながらの朝支度

外では朝食の準備をしていて、あとは野菜やハーブを採ったら完成です🌿🥕

お皿に採れたて野菜を並べ、スライスしたパンに乗せるだけ。

これだけでいつもとは違う朝を迎えることができます。

朝はこれからオープンサンドをいただきます

カンパーニュ、ジャガイモ、トマトソース、バジル、ディル

カンパーニュ、大根、カブ、ブロッコリー、グリーンリーフ、オリーブオイル

前日の夕方にちょうどお皿が届いたようで、早速使わせていただきました。

こちらは厚木市内で活躍されている時土器(@tokidoki_kobo)さんの作品になります。

温もりと優しさが伝わる器での食は、それだけで心穏やかに、土の質感がテーブルを彩る食材をより一層引き立てていました。

車内に自家焙煎の豆とコーヒー器具が用意されています。


鳥の鳴き声を浴びながら、バスの中に用意された自家焙煎コーヒーを淹れて朝食は終了です。

残りの時間は摘み立てハーブティーを淹れ、バスに戻って音楽を聴きながら今日一日の過ごし方を考えたり、ぼーっとしたり。

リノベーションされた空間の中で自由時間を満喫します。

摘み立てのハーブ🌿

そのまま湧水と合わせて一煮立ちさせれば自然の色味と香りが広がります

 

-9:00- チェックアウト

本来はもうちょっと遅い時間のチェックアウトなんですが、この後の予定から9時にこの旅を終えることにしました。



 

私が過ごした時間は17時間。

慌ただしい日常から離れて自然の上で過ごした17時間。

NoPellも自然豊かな地ではありますが、生活感のない自然空間は全然違うモノでした。

私にとってNoPellの情景は昔から過ごした日常空間で、どんなに整備しても表情を変えても日常には変わりません。

でも、NoPellに訪れる方にとっては非日常空間であって、特別な場所になります。

近隣でも、同じような景色でも、同じ時間であっても、

この17時間は「人生」と向き合う17時間になり、その17時間を創り出してくれたのは「SKOORY」でした。

 

NoPellに訪れた方が過ごす時間は何時間だろう?

 

待っていただく時間も多く、パンを買うために1時間2時間もかけてくれる方もいらっしゃいます。

その時間を有意義なモノにするのも私の役目だと思います。

5分で済んでパンを購入するだけ、だったらNoPellの魅力は全然伝わらないのかもしれない。パンだけで他はいらないと捉えるニーズもわかっている。

でもこの僻地で事業を行うことで生まれる付加価値は、今回体験した「LIFE IS...」かもしれません。

宿泊までとはいきませんが、この地に立ち入ることで人生をちょっとでも見つめ直すことが出来たなら、こんな嬉しいことはありません。

そんな想いや体験をNoPellからも届けられるよう、商品の魅力を高めたり、選ぶ楽しみを増やしたり、ワークショップを開催したりして、より良い時間を過ごしてもらいたいと思います。

 

同時にこの ”5分で済んでパンを購入するだけ”

というニーズにもちゃんと向き合っていきたいとも思っています。

小さいお子様をお連れの方や、予定が詰まっていて待つことが出来ない方など、此処で過ごす時間を提供するのとは別に、NoPellのパンを日常に取り入れてくださっている方々への想いも伝わるようにこの初夏からは対策を練っていきます。

 

私にとっては 「人生」

事業にとっては「経営」

 

オーナーとして向き合う目線を両立しながらもそれぞれにとって幸福へと繋がるよう心落ち着かせながら歩んでいきたいと思います。

 

完成と同時に声をかけてくれた中村さん、本当にありがとうございました。

 

「SKOORY」

〒243-0121

神奈川県厚木市七沢1845-1

℡:070-3366-7738 (9:00~18:00)  [TINY CAMP VILLAGE]

Email:lifeis.skoory@gmail.com

URL:https://www.skoory.com