だいぶご無沙汰となってしまったブログ更新、新年を迎えての抱負も兼ねて綴りたいと思います📝
こんばんは、オーナーの"coichi"です。
昨年も多くの方にNoPellを楽しんでいただき、充実した一年を過ごすことができました。
本当にありがとうございました。
今年も移り行く情勢に合わせてスタイルを変えて行きながらも、多くの方に喜んでいただけるよう尽力して参りますのでどうぞよろしくお願い致します🌱
今回お伝えしたいこと、それはNoPellとして今後どのように歩んでいくかの選択と検証。
今までのようなスタイルで精度を高めていくのか、それとも方向転換していくのか、
昨年の後半はこのことで頭がいっぱいになっていました。
繰り返すことで精度を高めて生産性を高める。
こうしていくことで1個でも多くのパンを焼き上げて提供することが出来始めた前半期、でも新しい価値を創造することは正直出来ていませんでした。
他ではないような味わいのパンを楽しんでもらいたい想いから少しずつ焼き始めた自家製酵母シリーズのラインナップ。
でも生産性を考えると既存のラインナップとの併用が難しい点が浮き彫りに。。
両立するには今の体制では難しいことを実感した昨年末でした。
人材育成をして生産の絶対数を高めることも必要であり、何より自分が新しいモノを生み出すには時間を確保しないと頭と身体の整理がつかないことも薄々感じていました。
ただコロナ禍である今、この先どうなっていくかも不透明な経済状況では新規雇用を行うのはある種のリスクにも繋がってしまいます。
この選択はまだ先の話であって、今はその時に備えて自身が引き出しを多く抱える必要があるという結果に行き着きました。
では具体的にどういうことなのか?をこの後にお話ししたいと思います。
5年目のNoPellは原点回帰も含めて一旦生産を緩めたいと思います。
この先迎える大きな転機に向けて半年程度の期間をちょっと緩やかな速度でパン製造を行うことにしました。
それは体調管理も含め、ちょっと今の自分には背伸びし過ぎていたことも要因にあります。
特に昨年後半期は忙しさから持病でもある障害の方に意識が持って行かれてしまうことで、身体と頭のバランスが乱れていたと思います。
営業日も変則的になってしまいますが、営業日には多くのパンを焼き上げてお届けできればと思います。
新しいものから定番アイテムも含めてわくわくするようなラインナップを揃えますのでぜひ変わらずのご利用をよろしくお願いします🙇♂️
そんな5年目のNoPellは新たなパンの味わいを表現する研究者としての側面を持ちつつ、今までとは違う形でパンの魅力をお伝えして行きたいと思います。
体調管理も含めて製造における速度は緩めますが行動力は一切変えず、頭をフル回転させてNoPellをより魅力的な事業へと変貌させて行きます。
「口溶けと余韻のマリアージュ」
これは今年のテーマであり、NoPellが目指すパンの形です。
食べ進めていくうちに溶けて無くなってしまうような食感と味わいを、そして食べ終えた後に口に広がる香りや余韻を存分に楽しんでもらう。
これが私の理想とするものであり、他では味わえないようなパンを作って行きたいと思います。
もっとパンのメカニズムを追求し、生地の熟成から発酵、焼成における水分値の変化などを自分なりの解釈で数値化してマニュアル化することで今後の人材育成にも繋げていく予定です。
その追求を行う場として今年からNoPell bakeryの厨房を研究所として確立します。
それが[Laboratorio NoPell]になります。
設備が大きく変わることは無いんですが、パンを焼く場所から開発を主体とした施設に考え方を移行します。
今は私一人なので気の持ちようにはなりますが、今後人材育成を進めるにあたり共通認識として今のうちから確立したいというのが本質です。
約半年間はこのLaboratorioの開放日という名目で様々なパンをお披露目するイメージでいたりします。
これもまた私の気の持ちようなんですが、どういった気持ちでパンと向き合うのかによっても仕上がりに変化が生まれてくると思っています。
ちょっとだけ自分の目線で物事を把握しながらパンを焼き上げて、そんなパンを楽しんでいただければ幸いです。
もちろん既存のパンも継続して作りますのでご安心くださいませ🌱
2022年の後半期に生産体制も含めて昨年よりも精度を高めたNoPellを表現できるよう、約半年の充電期間のような時間をどうぞご了承くださいませ。
次の記事では新たな取り組み[fika på NoPell]をお伝えします。
5年目は[Laboratorio NoPell][fika på NoPell]と2つの行動からスタートします。